佐々木久子 氏(ささきひさこ)
編集者、エッセイスト[日本]
2008年 6月28日 死去多臓器不全享年82歳
佐々木 久子(ささき ひさこ、1927年2月10日 - 2008年6月28日)は、日本の編集者、評論家、随筆家である。
雑誌『酒』(1955年 - 1997年)編集長。
「カープを優勝させる会」を旗揚げし奔走したことで知られる。
来歴・人物=
広島県広島市出身。
3歳から酒をたしなむ。
広島女子商業学校(現広島翔洋高等学校)を経て広島大学に進学。
1945年には広島市への原子爆弾投下により爆心地から1.9km離れた自宅で被爆。
自身は母親と共に救出されたが、5年後には父親を原爆症により亡くした。
第二次世界大戦後は広島で青年運動・平和運動・新劇などの活動もしていた。
大学卒業後、単身で上京。
1955年4月、雑誌『酒』を創刊。
以来1997年までの42年間にわたり、編集長を務めた。
また1960年代半ばには新潟県の地酒「越乃寒梅」にいち早く着目し、その後興った“地酒ブーム”の火付け役にもなっている。
1985年、厚生省(現厚生労働省)の諮問機関「おいしい水研究会」委員に就任した。
1990年代後半から仕事のペースを落とし、1997年には創刊以来編集長を務めた『酒』を501号をもって休刊したが、21世紀になってからも地元の中国放送(RCC)などで社会評論を続け、2003年には自身最後となる著書を出版した。
その後、2005年に脳梗塞のため療養生活に入り、2008年、多臓器不全のため81歳で死去。
結婚はせず、生涯独身だった。
人物・交友関係=
1956年早々、創刊から1年で赤字のため廃刊に追い込まれ ……
佐々木久子さんが亡くなってから、16年と146日が経ちました。(5990日)