木島始 氏(きじまはじめ)
詩人[日本]
2004年 8月14日 死去享年77歳
木島 始(きじま はじめ、1928年2月4日 - 2004年8月14日)は、日本の詩人、英米文学者、翻訳家、童話作家、作詞家。
本名は小島 昭三(こじま しょうぞう)。
新日本文学会、日本文芸家協会、各会員。
来歴・人物=
京都府京都市中京区生まれ。
第六高等学校在学中に敗戦を迎える。
1947年東京大学文学部英文科入学、学生運動に加わり、東京大学新聞を編集する。
また在学中から詩誌「列島」などに加わり、発行人もつとめた。
1951年卒業、都立北野高等学校教諭として英語を教える。
1953年野間宏の跋文を得て『木島始詩集』を刊行、1954年専修大学講師、1963年法政大学第一教養部講師となり、助教授、教授を務める。
1991年退職。
米国の詩人ラングストン・ヒューズ、ナット・ヘントフなど、黒人文学やジャズ評論の翻訳のほか、詩集、児童文学、エッセイを数多く刊行した。
詩作品は多くの作曲家により合唱曲となって楽譜出版されている。
また林光や間宮芳生など現代音楽の作曲家の作品に詞を提供した。
また、小熊秀雄賞(旭川文化団体協議会主催)選考委員をつとめた。
長女の小島希里は翻訳家。
受賞歴=
1972年 日本童謡賞(第2回)「もぐらのうた」
1982年 文化庁芸術祭大賞(音楽部門・合唱曲の作詩)「鳥のうた」
1990年 想原秋記念日本私家本図書館賞特別賞(第2回)「空のとおりみち」
著書=
『木島始詩集』(未來社) 1953
『四つの蝕の物語』(ユリイカ) 1955
『ペタルの魂 詩集 ……
木島始さんが亡くなってから、20年と99日が経ちました。(7404日)