秋田貞夫 氏(あきたていお)
秋田書店 創業者[日本]
1996年 9月10日 死去享年88歳
秋田貞夫(あきた ていお、1909年(明治42年)6月24日 - 1996年(平成8年)9月10日)は、日本の出版実業家。
秋田書店の創立者。
岡山県出身。
生涯=
岡山県出身。
日本大学専門部卒業後、1930年に小学館に入社。
入社してまもなく学年誌『小学五年生』編集部主任に配属、挿絵作家の福島鉄次を担当する。
その後、上層部との軋轢が生じ、1940年11月に小学館を退社する。
翌年1941年、秋田は朝日新聞社に入社、『アサヒグラフ』を担当した後、『週刊少国民』の担当となった。
『週刊少国民』では再び福島鉄次を起用しており、二人はお互い仲が良かったことがうかがえる。
1941年12月に太平洋戦争が始まると、秋田は海軍に入隊し、一時出版業から退く。
戦後に秋田は朝日新聞社に復職するも、自身が独立して出版社を立ち上げたいという夢があったため、朝日新聞社に勤めながら国民社という小さな出版社の経営を手伝い、出版経営を学んだ。
その後、朝日新聞社を退社し、国民社の二階を借りて1948年8月10日に秋田書店を設立した。
創業当初は児童向け単行本を中心に販売していたが、秋田書店には販路がなかったために当時社長自らリヤカーで本屋を回ったという。
やがて絵物語『コングの逆襲』(上山路夫・福島鉄次)、『新バグダッドの盗賊』(松下井知夫)といったヒット作品が生まれ、その成功を活かして今度は児童向け雑誌への進出を考えた。
戦後の雑誌創刊ラッシュによりライ ……
秋田貞夫さんが亡くなってから、28年と72日が経ちました。(10299日)