石井いさみ 氏(いしいいさみ)
漫画家[日本]
2022年 9月17日 死去急性心不全享年82歳
石井 いさみ(いしい いさみ、本名:石井 勇巳〈読み同じ〉、1941年12月8日 - 2022年9月17日)は、日本の男性漫画家。
経歴・人物=
生家は建築設計業。
東京都立蔵前工業高等学校卒業。
高校在学時の1957年、『たけうま兄弟』(講談社『少年クラブ』)でデビュー。
代表作はサッカー漫画の『くたばれ!!涙くん』(小学館『週刊少年サンデー』1969年)と、ナナハンを中心とする各種バイクと青春を題材にした『750ライダー』(秋田書店『週刊少年チャンピオン』1975年)。
デビュー当時からバイク好きのカミナリ族で、後にプロレーサーとなった酒井正も友人であったことから描かれた後者はヒット作となり、9年間にわたって連載された。
単行本は50巻まで発売されている。
デビュー当時は牧歌的な児童漫画を描いていたが、1960年代後半から1970年代にかけては熱血や根性をテーマとした劇画系の作風で、不良少年の描写に長けた作家だった。
当時、『週刊少年サンデー』の担当編集者の一人であった白井勝也は、編集長には「石井いさみさんを『少年サンデー』のちばてつやにするんだ」と期待されていたが、「石井いさみさんは都会人だからスタイリッシュで、梶原さんのプロレスの技なんかをちゃんと描けないんだよね。
いちばん読者の見たいところをベタ1色とかにしちゃうから、人気も出なくて。
」と証言している。
そのこともあってか、昭和50年代に入ると『750ライダー』の作風の変化に象徴 ……
石井いさみさんが亡くなってから、2年と65日が経ちました。(796日)