エクトル・ベルリオーズLouis Hector Berlioz
作曲家[フランス]
1869年 3月8日 死去享年67歳
ルイ・エクトル・ベルリオーズ(Louis Hector Berlioz、1803年12月11日 - 1869年3月8日)は、フランスのロマン派音楽の作曲家である。
『幻想交響曲』でよく知られているが、他にも『死者のための大ミサ曲』(レクイエム、1837年)にみられるように、楽器編成の大規模な拡張や、色彩的な管弦楽法によってロマン派音楽の動向を先取りした。
ベルリオーズの肖像はかつてフランスの10フラン紙幣に描かれていた。
生涯=
幼年期=
フランス南部イゼール県のラ・コート=サンタンドレ(La Côte-Saint-André)に生まれる。
ここはリヨンとグルノーブルのほぼ中間に位置する。
母親のマリー・アントワネット・ジョセフィーヌ・マルミオン、父親で開業医のルイ=ジョセフ・ベルリオーズとの間で、長男として育てられる(このうち6人中2人は早世)。
1809年、6歳の時から町の教会に付属する小さな神学校に入学するが、間もなくして1811年末に閉鎖されてしまい、18歳になるまで家庭で父親の手によって教育された。
家庭ではラテン語、文学、歴史、地理、数学、音楽(初歩程度)を習う。
青年期=
1817年ないし1818年頃、14歳のベルリオーズは父親の机の引き出しからフラジオレットを見つけ、吹く練習をする。
息子の様子を見た父親は楽器の使い方を説明し、程なくしてフルートを買い与える。
その後15歳になってからはギターも習い始めている。
作曲は同年頃に独学で学び始め、父親の蔵書からラモーの『和声論 ……
エクトル・ベルリオーズが亡くなってから、155年と268日が経過しました。(56882日)