ヨーン・ウツソン 氏Jorn Utzon
建築家[デンマーク]
2008年 11月29日 死去享年91歳
ヨーン・ウツソン(Jorn Utzon (Jørn Utzon), 1918年4月9日 - 2008年11月29日)は、デンマーク・コペンハーゲン出身の建築家。
シドニー・オペラハウスの画期的なデザインで、高く評価されている建築家である。
オペラハウス
バウスベア教会
フレーデンスボルグの集合住宅
来歴・人物=
造船技師の息子として生まれ育った。
コペンハーゲンのロイヤル・アカデミーで学ぶ。
スティーン・アイラー・ラスムッセンに師事。
卒業後に、世界各地の伝統的な建築手法を学んだ。
1948年頃、フェルナン・レジェとル・コルビュジエに出会う。
同年、モロッコを旅行する。
1949年には奨学金を得て、アメリカ、メキシコに出かけ、タリアセンイースト及びウエストでしばらく過ごす。
この頃、ミース・ファン・デル・ローエと出会う。
帰国後は、自宅の設計を皮切りに、1956年にヘルシンゲル近傍に63戸のキンゴー住宅群を、1962年にはフレーデンスボルグ近傍の小さな住宅地など、住宅を設計したほか、建築設計競技にも多数参加した。
1963年には、チューリッヒ新劇場の建築設計競技で1等を獲得。
1957年、彼はオーストラリア・シドニーに建設される予定のオペラ・ハウスの建築設計競技に応募し思わぬ勝利を収め、世界の建築界に鮮烈なデビューを飾った。
これは、彼がデンマークの国外で手がける最大級にして初めての仕事であり、しかも彼が提出した設計案は図面ではなくアイデアを書き留めたドローイング ……
ヨーン・ウツソンさんが亡くなってから、15年と350日が経ちました。(5829日)