二反長半(にたんおさなかば)
児童文学作家[日本]
1977年 7月5日 死去享年71歳
二反長 半(にたんおさ なかば、1907年11月20日 - 1977年7月5日)は、日本の小説家・児童文学作家。
来歴=
大阪府茨木市出身。
本名は二反長半二郎(にたんちょう はんじろう)で、父の音蔵は「日本のアヘン王」と呼ばれた製薬業者だった。
府立茨木中卒業。
1932年、法政大学高等師範部国漢科卒業。
高等女学校の教師となるが、中学時代の同窓だった川端康成と大宅壮一への憧れから文筆業に転じる。
その後、寄稿していた少年雑誌の編集者の薦めで児童文学を手がけるようになり、1939年に川端・大宅・井伏鱒二・宇野浩二・小川未明・坪田譲治・豊島与志雄・村野四郎と少年文芸懇話会を結成。
『少年文学』を発行し、戦時中の厳しい世相の下で児童文学の創作を続けた。
1953年、第2回小学館児童文化賞を「子牛の仲間」で受賞。
その後、日本児童文芸家協会常任理事や日本児童ペンクラブ会長を歴任。
また、少年文芸懇話会の時代から戸田城聖と懇意であった関係で創価学会とも関わりを持ち、池田大作に児童文学の創作を勧めたとも言われる。
また、自身も『若き池田大作』(集英社)という池田礼賛本を書いている。
1989年、第29回児童文化功労者。
著書=
『大地に立つ子』(四海書房) 1941
『自転車と犬』(鶴書房) 1941
『桜の国の少年』(富士書店) 1941
『大山元帥』(富士書店) 1942
『間宮林蔵の探検』(紀元社) 1942
『皇国の農人 老農渡部斧松の生涯』(小学館) 1943
『竜の ……
二反長半が亡くなってから、47年と139日が経過しました。(17306日)