戸田敏子 氏(とだとしこ)
オペラ歌手、メゾソプラノ・アルト[日本]
2015年 9月24日 死去脳梗塞享年94歳
戸田 敏子(とだ としこ、1922年(大正11年)5月10日 - 2015年(平成27年)9月24日)は、日本の声楽家(メゾソプラノ、アルト)、オペラ歌手、音楽教育者。
東京藝術大学名誉教授。
人物・来歴=
東京府出身。
1943年(昭和18年)東京音楽学校(現:東京藝術大学)を総代で卒業。
1943年11月13日に東京音楽学校の奏楽堂で開催された第149回報国団出陣学徒壮行演奏会で、村野弘二の繰り上げ卒業時に発表されたオペラ『白狐』第二幕のアリア「こるはの獨唱」(作詞:岡倉天心 ピアノ伴奏:高橋美代子)を歌う。
その後、同級生の畑中良輔とともに村野作品のレコード吹込みを行い、戸田は「こるはの獨唱」(ピアノ伴奏:高橋美代子)と、歌曲『重たげの夢』(作詞:三好達治 ピアノ伴奏:村野弘二 チェロ伴奏:井上みどり)を歌った。
この音源は現存している。
実質的な音楽活動は1954年(昭和29年)以降からみられる。
オペラ歌手としては、ワーグナーの日本初演をはじめとする戦後のオペラ史を代表する数々の大作オペラに参加し、重要な役割を果たした。
コンサートでは、宗教曲や『第九』など、第一線のオーケストラ、指揮者と共演を数多く務め、戦後の日本を代表するメゾソプラノ・アルト歌手として、幅広い分野の楽曲で活躍した。
歌曲の分野でもドイツリートや日本歌曲を得意としたが、広範な分野の曲を手掛けるとともに、多くのリサイタルを開催した。
テレビ出演も数多く、大衆 ……
戸田敏子さんが亡くなってから、9年と59日が経ちました。(3346日)