坂倉芳明 氏(さかくらよしあき)
実業家、元西武・三越社長[日本]
2014年 5月13日 死去老衰享年94歳
坂倉 芳明(さかくら よしあき、1921年(大正10年)10月29日 - 2014年(平成26年)5月13日)は、日本の実業家。
西武百貨店、三越各社長、日本百貨店協会会長を歴任した。
人物・来歴=
東京都出身。
麻布中学校、慶應義塾普通部、慶應義塾大学経済学部予科を経て、1943年、慶應義塾大学経済学部を卒業。
当時の岩瀬英一郎三越社長と父が旧知の仲であったため、父から強く三越入りを勧められ入社を決めた。
入社後は堪能な英会話を活かし、GHQとの交渉にあたる岩瀬社長直属の通訳として活躍した。
百貨店の心臓部とされる業務畑を一貫して歩み、一度も売り場に立ったことはなかった。
常務時代には松田伊三雄社長の後継として岡田茂と並び称されるが、後継社長に岡田が就任すると真っ先に粛清の槍玉に挙がってしまう。
結局、1973年に三越を退社し、知己である堤清二からの再三の懇請により、1974年10月、西武百貨店に入社し副社長に就任。
池袋店第9期、増築・改築を指揮し、旧リブロ池袋本店の前身となる大型の書籍売り場(西武ブックセンター)の開設等を手掛けた。
1977年には社長に就任。
店舗の活性化や徹底した社員教育を実施したほか、自身と同様に岡田から疎んじられた三越時代の部下を起用し、西武百貨店を一流レベルにまで引き上げ、在任中には池袋店が日本橋三越本店を抜き、売り上げ日本一を達成した。
しかし堤との意見の相違から、1984年に西武百貨店を退社。
相前後 ……
坂倉芳明さんが亡くなってから、10年と192日が経ちました。(3845日)