セルジオ・スカリエッティ 氏Carrozzeria Scaglietti
カーデザイナー[イタリア]
(数々のフェラーリをデザイン)
2011年 11月20日 死去享年92歳
セルジオ・スカリエッティ (Sergio Scaglietti, 1920 - 2011) は、イタリアのコーチビルダー、自動車デザイナー、「カロッツェリア・スカリエッティ」の創業者。
1950〜1960年代のフェラーリの名車を数多く手がけ、エンツォ・フェラーリの数少ない親友の1人として知られる。
来歴=
生い立ち=
1920年、イタリア・モデナ郊外のトレ・オルミで、レンガ職人のエルネスト・スカリエッティと妻ジェンティリーナの間に生まれた。
6人兄弟の末っ子だった。
13歳のときに肺がんを患っていた父親が34歳の若さで亡くなったため、学校を中退して地元の小さな自動車修理工場で兄と共に働き始めた。
4年後、17歳のセルジオはモデナのカロッツェリア・トリチェッリに転職した。
この工房はスクーデア・フェラーリの取引先であるときマッドフラップの修理を頼まれたのだが、これがエンツォ・フェラーリとの出会いとなった。
セルジオは些細な用事でも喜んでスクーデリア・フェラーリを訪れ、そこで長い時間を過ごすようになった。
古くからの職人は社長のご機嫌を取る方法や挨拶の仕方など、エンツォとの付き合い方を伝授したという。
第二次世界大戦が勃発するとイタリア軍で戦車の操縦を学び、運転免許が無いにも関わらずオートバイの教官を務めた。
パルチザンに協力したという逸話もある。
戦争中の1940年にマリア・ネリと結婚した。
カロッツェリアを開業=
戦争が終わり、戦争で破壊された橋の代わり ……
セルジオ・スカリエッティさんが亡くなってから、13年と2日が経ちました。(4750日)