松岡利勝 氏(まつおかとしかつ)
政治家、農林水産大臣[日本]
2007年 5月28日 死去自殺享年63歳
松岡 利勝(まつおか としかつ、1945年〈昭和20年〉2月25日 - 2007年〈平成19年〉5月28日)は、日本の農水官僚、政治家。
農林水産大臣(第41代)、衆議院議員(6期、自由民主党)を歴任。
戦前・戦中の旧憲法下も含め、日本の内閣制度発足以後では2人目(日本国憲法下では初)の現職閣僚として自殺により死去した人物である。
来歴・人物=
生い立ち=
第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)2月25日、熊本県阿蘇町(現阿蘇市)に貧困にあった農家の長男として誕生した。
父は日中戦争(支那事変)中、満州(現在の中国東北部)で日本軍の憲兵を務めていた。
日本に帰国してからは定職を持たず林業ブローカーのような仕事で糊口を凌ぎ、時には飲酒で泥酔して妻(松岡の母親)に手を上げることもあったという(家庭内暴力)。
父は非常に厳格な人物で、自身の気に入らないことがあると感情的になり怒鳴り散らすなど気性の荒い性格もあり、周囲から怖れられたという。
学生時代=
中学卒業後、熊本県立済々黌高等学校に進学し、空手部に入部。
親元を離れて下宿生活を送る。
高校2年生の時の修学旅行で東京都を訪れた際に、単身で赤尾敏(大日本愛国党元総裁)を訪問し、活動への参加を志願している。
結果は拒絶されたものの、「保守思想への傾倒」は松岡にとって大きな転機になった。
その後一時、防衛大学校を目指すが失敗し、2浪ののち鳥取大学農学部林学科に進学する。
農林水 ……
松岡利勝さんが亡くなってから、17年と178日が経ちました。(6387日)