せなけいこ 氏
絵本作家[日本]
2024年 10月23日 死去老衰享年93歳
せな けいこ(黒田(瀬名) 恵子、1931年12月3日[注釈 1][1] - 2024年10月23日[2])は、日本の絵本作家[3]。
童画家の武井武雄に師事し童画を[3]、児童文学作家の武田雪夫に童話を学んだのち[1]、4冊からなる「いやだいやだの絵本」シリーズでデビューする[1]。
同作で、第17回サンケイ児童文学出版文学賞を受賞。
その他「あーんあーんの絵本」シリーズ(全4冊)、「めがねうさぎ」シリーズなど、後世まで長く読み継がれる名作絵本を多数世に出した[4]。
「いやだいやだの絵本」シリーズのうちの1冊、『ねないこだれだ』に登場する「おばけ」は、せな作品のトレードマークとして広く知られている[4]。
経歴=
生誕から学校卒業まで(1931年 - 1950年)=
1931年(昭和6年)12月3日、東京市牛込区(現在の新宿区)南町に、瀬名貞利・富美の長女として生まれる[4][5]。
せなには両親のほか、3人の弟と1人の妹がいた。
子ども時代のせなにおいてもっとも大きな影響を及ぼしたのは、父・貞利の存在だった[6]。
貞利は、声楽を志望しており、音楽や山歩きを愛していた[1]。
当時、せなは貞利とともに山歩きをしながら、歌を教わったり、ともに俳句を詠んだりすることを楽しんでいたという[6]。
そんな父の書棚には、後のせなに大きな影響を与える絵本の数々があった。
その中には、ハインリッヒ・ホフマン『もじゃもじゃペーター』のドイツ語版が含まれていた[6]。
せなは、とくに『もじゃもじゃペー ……
せなけいこさんが亡くなってから、252日が経ちました。