森内俊雄 氏(もりうちとしお)
作家[日本]
2023年 8月5日 死去享年88歳
森内 俊雄(もりうち としお、1936年12月12日 - 2023年8月5日)は、日本の小説家・詩人・編集者。
本名同じ。
来歴・人物=
大阪府出身。
大阪明星高等学校を経て、早稲田大学文学部露文科卒業。
宮原昭夫、李恢成、大西寛、白取貞樹は大学の同級生。
主婦と生活社、冬樹社で編集者となるが、1972年に退職。
在職中1969年「幼きものは驢馬に乗って」で文學界新人賞を受賞、芥川賞候補となる。
以後、70年「<傷>」、71年「骨川に行く」、72年「春の往復」、73年「眉山」と、計五回芥川賞候補となる。
のち精神を病んだ経験を描いた『氷河が来るまでに』を1990年に上梓、高い評価を受ける。
受賞歴=
1969年 - 『幼き者は驢馬に乗って』で第29回文學界新人賞。
1973年 - 『翔ぶ影』で第1回泉鏡花文学賞。
1991年 - 『氷河が来るまでに』で第42回読売文学賞及び芸術選奨文部科学大臣賞。
2004年 - 「空にはメトロノーム」で第4回山本健吉文学賞(詩部門)
著作=
【単行本】
『街・月光変奏曲』(1954 私家版)
『骨川に行く』(1971 新潮社)のち集英社文庫
『幼き者は驢馬に乗って』(1971 文藝春秋)のち角川文庫
『翔ぶ影』(1972 角川書店)のち文庫
『ノアの忘れもの』(1973 文藝春秋)
『マラナ・タ終篇』(1974 文藝春秋)
『此処すぎて』(1974 文藝春秋)
『石よみがえる日』(1975 講談社)
『羊水花』(1976 集英社)
『灰色の鳥』(1979 潮出版社)
『掌の地図』(1980 潮出版社)
『春の埋葬』(1 ……
森内俊雄さんが亡くなってから、1年と109日が経ちました。(474日)