イェンス・ベルセリウスJöns Jacob Berzelius
化学者[スウェーデン]
1848年 8月7日 死去享年70歳
イェンス・ヤコブ・ベルセリウス(スウェーデン語: Jöns Jacob Berzelius、1779年8月20日 - 1848年8月7日)は、スウェーデン出身の化学者、医師。
イギリスの化学者ジョン・ドルトンによる複雑な元素記法に代わり、現在でも広く用いられている元素記号をラテン名やギリシャ名に則ってアルファベットによって表記する記法を提唱し、原子量を精密に決定したことで知られる。
また、セリウム、セレン、トリウムといった新しい元素を発見。
「タンパク質」や「触媒」といった化学用語を考案。
近代化学の理論体系を組織化し、集大成した人物である。
クロード・ルイ・ベルトレーやハンフリー・デービーら当代の科学者だけでなく、政治家クレメンス・フォン・メッテルニヒや文豪ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテとも親交があった。
弟子にフリードリヒ・ヴェーラーやジェルマン・アンリ・ヘスがいる。
生涯=
1779年8月20日、スウェーデンのリンシェーピング近くの教会区で生まれる。
父はイェータランドの高等学校長、牧師であり、4歳のときに死別した。
その後母と再婚した養父も牧師であったが、継子たちにも分け隔てなく接し、幼い息子に対して同国の博物学者カール・フォン・リンネの足跡をたどれる力をつけるように諭したといわれる。
1793年、リンシェーピングのギムナジウムに入学したが、昆虫や植物の採集に熱中し、自然の観察に興味をもつようになった。
1797年3月、ウプサ ……
イェンス・ベルセリウスが亡くなってから、176年と105日が経過しました。(64389日)