小宮隆太郎 氏(こみやりゅうたろう)
経済学者[日本]
2022年 10月31日 死去老衰享年95歳
小宮 隆太郎(こみや りゅうたろう、旧字体:小宮 隆太郞、1928年(昭和3年)11月30日 - 2022年(令和4年)10月31日)は、日本の経済学者。
位階は従三位。
東京大学名誉教授・青山学院大学名誉教授。
国際経済学、日本経済、中国経済の3つの分野での実証的な研究を行った業績で知られる。
また、多くの日本の経済論争に中心人物としてかかわっている。
2002年、文化勲章受章。
経歴=
1928年11月30日、京都市で生まれる。
父は京都大学電気工学科出身の日立製作所に勤めるエンジニアであった。
小学生のときに父親の転勤で東京都大森へ転居。
旧制東京高等学校を経て、1949年に東京大学へ入学し、木村健康ゼミへ入る。
当時の東京大学経済学部ではマルクス経済学が主流で、木村ゼミは少数派の近代経済学だった。
1952年経済学部を首席で卒業。
卒業式で答辞を読み上げる。
その後、大学院特別研究員として数理経済学の産業連関分析やゲームの理論を学び、1955年に東京大学助教授として採用される。
1956年から3年間、奨学金をもらいアメリカへ留学。
1957年にはハーバード大学経済研究所員となり、ワシリー・レオンチェフのもとで産業連関分析などの実証研究を行った。
それとともに、身近な経済問題を経済学の理論に基づいて考える大切さや、論文の書き方、そして師弟も学業が終われば対等であると学んだことを留学の成果としている。
また、留学中に都留重人や篠原三代平、チ ……
小宮隆太郎さんが亡くなってから、2年と21日が経ちました。(752日)