岡井隆 氏(おかいたかし)
詩人、歌人、文芸評論家[日本]
2020年 7月10日 死去心不全享年93歳
岡井 隆(おかい たかし、1928年(昭和3年)1月5日 - 2020年(令和2年)7月10日)は、日本の歌人・詩人・文芸評論家。
未来短歌会発行人。
日本藝術院会員。
塚本邦雄、寺山修司とともに前衛短歌の三雄の一人。
2016年文化功労者選出。
従四位叙位、旭日中綬章追贈。
17歳から歌作を始め、「アララギ」に参加。
慶大医学部卒業後、内科医のかたわら、歌人として活躍する。
浪漫的歌風の生活詠から次第にナショナリズムに傾き、先鋭的な思想性を短歌に導入し、前衛短歌運動の先頭に立った。
一時は文学活動を停止したが、歌集『鵞卵亭』(1975年)を刊行して復帰。
作風は柔和に転じた。
著作に『海への手紙』(1962年)、『茂吉の歌私記』(1973年)などの評論、『岡井隆の短歌塾 入門編』(2012年)など入門書も多い。
経歴=
愛知県名古屋市東区主税町生まれ。
父も「アララギ」の歌人である傍ら、日本陶器(現ノリタケカンパニーリミテド)の技術者で、後に専務取締役も務めた。
旧制愛知一中(現愛知県立旭丘高等学校)、旧制第八高等学校、慶應義塾大学医学部卒。
医学博士の学位を取得。
内科医師として、国立豊橋病院内科医長などを歴任した。
17歳のときに作歌を始め、1946年「アララギ」に参加、土屋文明の選歌を受ける。
1951年、近藤芳美を中心とした「未来」創刊に参加。
アララギ派の影響が濃い浪漫的な生活詠から出発したが、1955年に塚本邦雄との交流が始まり、寺山修司 ……
岡井隆さんが亡くなってから、4年と134日が経ちました。(1595日)