ディーノ・リージ 氏Dino Risi
映画監督、脚本家[イタリア]
2008年 6月7日 死去享年92歳
ディーノ・リージ(Dino Risi、1917年12月23日 - 2008年6月7日)は、イタリアの映画監督、脚本家である。
マリオ・モニチェリ、ルイジ・コメンチーニ、ナンニ・ロイ、エットーレ・スコラとならぶ「イタリア式コメディ」の重要人物である。
代表作は『貧しいが美しい男たち』、『追い越し野郎』、『女の香り』。
来歴・人物=
医学の素養=
1917年(大正5年)12月23日、イタリアのロンバルディア州ミラノ県ミラノに生まれる。
26歳離れた兄フェルナンドが撮影・照明の技術者で、4歳下の弟ネロは、のちに詩人・映画監督となった。
父親はミラノの歌劇場・スカラ座専属の医師であったが、リージが12歳になるころ死去した。
親戚や両親の友人に育てられて成長したリージは、精神科医としてのキャリアを始めるが、そのうち、映画批評が好きになり、ニュース記事やシナリオを書き始める。
1940年(昭和15年)、同郷の友人アルベルト・ラットゥアーダが共同脚本に参加し、助監督を務めることとなったマリオ・ソルダーティ監督、アリダ・ヴァリ主演の映画『小さな古風な世界』に、ラットゥアーダに誘われて、初めて助監督として参加する。
第二次世界大戦中、スイス・ジュネーヴに移住し、アテネ・ド・ジュネーヴでフランスの映画監督ジャック・フェデーに師事する。
第二次世界大戦後、1946年(昭和21年)から短篇映画やドキュメンタリーを20本近く演出する。
1948年(昭和23年)11月12日、スイスのベ ……
ディーノ・リージさんが亡くなってから、16年と180日が経ちました。(6024日)