西脇順三郎 氏(にしわきじゅんざぶろう)
詩人、英文学者[日本]
1982年 6月5日 死去享年89歳
西脇 順三郎(にしわき じゅんざぶろう、1894年(明治27年)1月20日 - 1982年(昭和57年)6月5日)は、日本の詩人(近代詩)、英文学者、文学博士。
第二次世界大戦前のモダニズム、ダダイスム、シュルレアリスム運動の中心人物。
また、生涯に多くの水彩画並びに油彩等の絵画作品を残した。
出生地である新潟県小千谷市の名誉市民。
生前、ノーベル文学賞の候補に挙がっていたものの、受賞を逸している。
1922年、渡英して西欧の超現実主義的感覚を身につけた。
帰国後、日本の超現実主義運動に参加して、詩集『Ambarvalia』(1933年)を刊行。
ほかに『旅人かへらず』(1947年)、『近代の寓話』(1953年)など。
経歴=
学生時代=
新潟県北魚沼郡小千谷町(現在の小千谷市)に小千谷銀行頭主・西脇寛蔵の二男として生まれた。
西脇家は元禄時代より縮問屋を代々営んでいた。
8月に日清戦争が始まった。
1900年(明治33年)に小千谷尋常高等小学校に入学し、姉からナショナル・リーダーズ(英語の読本)を習う。
この間、日露戦争が始まる。
1906年(明治39年)に新潟県立小千谷中学校に入学し、文学よりももっぱら絵画を好み、自然の「入神」の境地を味わい、卒業旅行は佐渡へ出た。
小千谷中学卒業と共に図画教師に勧められて画家を志望する。
白滝幾之助や藤島武二らに相談した末、黒田清輝主宰の「白馬会」に入会するが、画学生の気風になじめず、父の急死により画家の道を断つ。
1912 ……
西脇順三郎が亡くなってから、42年と169日が経過しました。(15510日)