松村松年(まつむらしょうねん)
昆虫学者[日本]
1960年 11月7日 死去享年89歳
松村 松年(まつむら しょうねん、1872年4月12日(明治5年3月5日) - 1960年(昭和35年)11月7日)は、日本の昆虫学者。
北海道大学名誉教授。
理学博士、農学博士。
日本の近代昆虫学の基礎を築いた先覚者で、「日本昆虫学の祖」と称される。
日本産昆虫の和名の命名法を創案するとともに、日本産昆虫約1,200種の命名者である。
教育者としても多くの昆虫学専門家を育成し、1898年(明治31年)に著した『日本昆虫学』は、日本人による近代昆虫学の最初の単行書として知られる。
経歴=
兵庫県明石郡大明石町(現在の明石市)に漢学者・松村如年(如屏)の3男として生まれる。
兄に画家で発明家の松村竹夫、キリスト教伝道者の松村介石、叔父の孫に橋本関雪がいる。
1884年(明治17年)、大阪川ロ・英和学舎(現・立教大学)入学。
1885年(明治18年)6月に退学し、同年9月に、京都・同志社英学校に入学。
のち退学し、上京する。
1886年(明治19年)8月、明治学院予備校に入学し、1887年(明治20年)6月、札幌農学校予科第3級に入学。
1888年(明治21年)1月、札幌農学校に入学。
当初は工科で学ぶが昆虫学を志し農科に移る。
昆虫学は橋本左五郎に師事し、在学中の校長は新渡戸稲造であった。
1895年(明治28年)7月同校卒業(第13期)。
同校研究生となり、1896年(明治29年)に札幌農学校助教授に就任。
1899年(明治32年)5月からドイツ・ベルリン大学やブダペストに留学し、1902年(明 ……
松村松年が亡くなってから、64年と14日が経過しました。(23390日)