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柳瀬尚紀 氏(やなせなおき)

翻訳家、英文学者[日本]

2016年 7月30日 死去肺炎享年74歳

柳瀬 尚紀(やなせ なおき、1943年3月2日 - 2016年7月30日)は、日本の英文学者、翻訳家、随筆家。
語呂合わせなどの言葉遊びを駆使した独自の文体で『フィネガンズ・ウェイク』などの翻訳を行った。
「悪訳」をするとみなした翻訳家に対しては痛烈な批判を行った。
来歴・人物= 北海道根室市出身。
1965年に早稲田大学第一文学部卒業、1967年同大学院文学研究科修士課程卒業、1970年同大学院文学研究科博士課程満期終了退学。
1977年に成城大学助教授、1991年に辞職。
1976年にエリカ・ジョング『飛ぶのが怖い』の訳書がベストセラーとなり、「飛んでる女」が流行語となる。
その後もジョング作品の翻訳を続けている。
コレット・ダウリング『シンデレラ・コンプレックス』の訳はロングセラーとなった。
ルイス・キャロルの翻訳も多く、高校時代に数学者を志していたほどで、数学に詳しい。
前衛的な文学作品を多数翻訳。
英語・国語辞書や翻訳・国語論に関する著作も多い。
趣味の領域を超えた活動も数多く、関連書籍も刊行した。
1981年に、第3回日本雑学大賞を受賞。
1987年には「猫の日制定委員会」を発足させるなど、猫好きである。
将棋ファンであり、将棋に関する著作を米長邦雄や羽生善治との共著で数冊出している。
競馬では「中央競馬GI 競走出走馬馬名プロファイル」を開催日に配布されるレーシングプログラムに掲載している。
アナグラムの多用が特徴である ……

柳瀬尚紀さんが亡くなってから、8年と114日が経ちました。(3036日)

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