クララ・ハスキルClara Haskil
ピアニスト[ルーマニア]
1960年 12月7日 死去享年66歳
クララ・ハスキル(Clara Haskil, 1895年1月7日 - 1960年12月7日)は、ルーマニア王国 (現:ルーマニア)出身のピアニスト。
古典派と初期ロマン派のレパートリーで名高く、とりわけモーツァルト作品の録音と演奏で著名。
ほかにスカルラッティやベートーヴェン、シューマンの解釈にも卓越したものがある。
室内楽奏者としても活躍し、ジョルジュ・エネスコやウジェーヌ・イザイ、パブロ・カザルスと共演した。
とりわけアルテュール・グリュミオーの共演者として名高い。
生涯=
ブカレストに生まれ、4歳で父を亡くす。
ウィーンでリヒャルト・ローベルトに師事。
同門の後輩にルドルフ・ゼルキンやジョージ・セルらがいた。
その後に短期間フェルッチョ・ブゾーニにも師事している。
10歳でパリ音楽院に入学。
公式にはアルフレッド・コルトーに入門したことになっているが、実際にはほとんどの指導をラザール・レヴィやジロー=ルタルズ夫人から受けた。
コルトーは他の弟子の前で、クララを「次の回に君の演奏は聞こう」といって追い返したり、「家政婦が演奏しているようだ」とまでいったりして、事実上同僚のレヴィにクララの教育を委ねた。
15歳で最優秀賞を得て卒業し、間もなくヨーロッパ各地を演奏旅行した。
1913年に、脊柱側弯の徴候の機先を制するべくギプスをはめるようになる。
頻繁な病気に加えて、1920年には舞台負けが極端になり、好意的な批評を受けられず経済 ……
クララ・ハスキルが亡くなってから、63年と349日が経過しました。(23360日)