大須賀明 氏(おおすがあきら)
早稲田大学名誉教授・憲法学[日本]
2015年 12月23日 死去肺炎享年82歳
大須賀 明(おおすが あきら、1934年1月21日 - 2015年12月23日)は、日本の法学者。
専門は憲法。
学位は、法学博士(早稲田大学・論文博士・1984年)(学位論文「生存権論」)。
早稲田大学名誉教授。
元早稲田大学比較法研究所所長。
元司法試験第二次試験考査委員(憲法)。
神奈川県横浜市出身。
女優・十朱幸代は母方の従妹。
学説=
特に社会権関係の研究で知られる。
生存権について具体的権利説を推進した。
具体的権利説によれば具体的な立法(例えば生活保護法)が存在しなくとも、直接憲法25条によって司法に訴えることが出来ることになる。
大須賀の具体的権利説の場合は、立法権(国会)に対してその最高機関性をなるべく侵害しない形で、作為を義務づけるのではなく、不作為の違憲確認訴訟を起こすことにその意義がある。
略歴=
1958年早稲田大学第一法学部卒業、1966年同大学院法学研究科博士課程満期退学。
1964年早稲田大学法学部助手、1967年専任講師、1969年助教授、1974年教授、1984年早稲田大学より法学博士の学位を取得。
1985-86年ハーバード大学客員研究員。
1993-97年早稲田大学比較法研究所所長、2004年早稲田大学を退任、名誉教授、東洋大学法科大学院教授、2007年退任。
主な役職=
1977年 全国憲法研究会運営委員
1978年 早稲田大学商議員
1989年 日本公法学会理事
1996年 全国憲法研究会代表(~1998年)
1999年 国際憲法学会理事
著書=
『生存権論』(日本評 ……
大須賀明さんが亡くなってから、8年と334日が経ちました。(3256日)