ディアーヌ・ド・ポワチエDiane de Poitiers
フランス王アンリ2世の愛妾[フランス]
(ユリウス暦) 1566年 4月25日 死去金属中毒享年68歳
ディアーヌ・ド・ポワチエ(Diane de Poitiers, 1499年9月3日 - 1566年4月22日)は、フランスの貴族女性。
フランソワ1世とアンリ2世の親子2代のフランス王の時代に宮廷に出入りしたが、特にアンリ2世の愛妾として有名である。
「ポワチエ」は「ポアチエ」「ポワティエ」「ポアティエ」とも表記する。
生涯=
前半生と結婚生活=
ディアーヌ・ド・ポワチエは、サン・ヴァリエの領主ジャン・ド・ポワチエ(1539年没)とジャンヌ・ド・バタルネの娘として、サン・ヴァリエ城で生まれた。
サン・ヴァリエはローヌ=アルプス地方のドローム県にある街である。
まだ少女の時に、ルイ11世の娘アンヌ・ド・ボージューの随員だった時期がある。
アンヌは弟シャルル8世の未成年期にはフランス摂政を務めたこともある女性であった。
15歳の時、39歳年上のアネ(fr)の領主ルイ・ド・ブレゼ(fr)と結婚する。
ルイはモレヴリエ伯ジャック・ド・ブレゼを父に、シャルル7世とアニェス・ソレルの庶子シャルロットを母に持ち、シャルル7世の寵臣ピエール・ド・ブレゼを祖父に持つ人物でフランソワ1世の宮廷に仕えた。
ディアーヌはルイとの間に、以下の2人の娘を産んだ。
フランソワーズ・ド・ブレゼ(1518年 - 1574年) - ブイヨン公ロベール4世・ド・ラ・マルクと結婚
ルイーズ・ド・ブレゼ(1521年 - 1577年) - オマール公クロード2世と結婚
1524年にディアーヌの父ジャンは、ブルボン公シャルル3世の共犯者として反 ……