シャルル8世Charles VIII
フランス国王[フランス]
(ユリウス暦) 1498年 4月7日 死去享年29歳
シャルル8世(Charles VIII, 1470年6月30日 - 1498年4月7日)は、ヴァロワ朝第7代のフランス王(在位:1483年 - 1498年)。
温厚王(l'Affable)と呼ばれた。
イタリア戦争を始めたフランス王として知られる。
生涯=
フランス王ルイ11世とシャルロット・ド・サヴォワの息子として1470年にアンボワーズ城で生まれた。
兄はいたがいずれも夭逝しており、1483年8月30日父王の死去により13歳で即位、姉アンヌ・ド・ボージュー、義兄ブルボン公ピエール2世夫妻の摂政下に置かれた。
シャルル8世は当初ハプスブルク家のローマ王(のちの神聖ローマ皇帝)マクシミリアンの娘マルグリットと婚約していた。
マルグリットは、誘拐同然にフランスへ送られてアンヌ・ド・ボージューの下で養育され、シャルル8世と幼くして形式的な結婚をした。
一方、マクシミリアンはマルグリットの母で最初の妃であるマリー・ド・ブルゴーニュをすでに亡くしており、ブルターニュ公国の継承権を持つアンヌ・ド・ブルターニュと婚約していた。
しかし、シャルル8世はマルグリットとの結婚を解消し、1491年12月6日にアンヌと政略結婚した。
しかも元の妃マルグリットを、マクシミリアンが武力に訴えるまで返さなかった。
アンヌ・ド・ブルターニュとの結婚以後自立するようになり、1494年、16世紀前半のヨーロッパ史上重大な影響を与えることになるイタリア戦争を開始した。
ナポリ王国の継承権を主張するシャルルは、フランス ……