佐藤紫煙(さとうしえん)
日本画家[日本]
1943年 3月10日 死去享年70歳
本名・文治郎。明治6年(1874年) 岩手県に生まれ、瀧和亭に就いて花鳥を学び、衣笠豪石に山水画の描法を受けた。明治29年明治天皇日本美術協会へ行幸の際、御前揮毫を仰せ付けられ、大正天皇に献上の揮毫まで凡20回の光栄を担った。明治30年京都府全国絵画共進会に出品の「秋蘭図」は1等賞、翌31年日本美術協会展には2等賞を受け、40年文展に対抗して開かれた正派同志会第1会展には3等賞を受けている。大正7年秋には文展審査に慊らず、南北画系作家と共に建白書を時の文相に提出したことがある。1939年3月10日逝去。数え年70歳。(参考・日本美術年鑑)
佐藤紫煙が亡くなってから、81年と257日が経過しました。(29842日)