分銅惇作 氏(ぶんどうじゅんさく)
近代日本文学研究者[日本]
(元実践女子大学学長)
2009年 1月29日 死去肺炎享年86歳
分銅 惇作(ふんどう じゅんさく、1924年9月23日 - 2009年1月29日)は、日本の近代日本文学研究者。
東京教育大学教授・実践女子大学教授を経て、同大学長・名誉教授。
1999年勲三等瑞宝章受章。
略歴=
秋田県南秋田郡五城目町出身。
旧制秋田中学校(現在の秋田県立秋田高等学校)等を経て東京文理科大学卒業。
その後、高校教諭、東京教育大学教授、実践女子大学教授、同大学長(1993年)。
のち名誉教授。
1999年秋、勲三等瑞宝章受勲。
人物=
旺文社大学受験ラジオ講座の講師もした。
近代日本の詩が専門で、後年は宮沢賢治を研究。
秋田県立秋田西高等学校の校歌を作詞した。
著書=
『寂光抄 詩集』(薔薇科社) 1955
『中原中也』(講談社現代新書) 1974
『宮沢賢治の文学と法華経』(水書坊) 1981
共編著=
『現代詩評釈』(吉田精一,大岡信共編、学灯社) 1968
『近代詩鑑賞辞典』(吉田精一共編、東京堂出版) 1969
『近代小説 鑑賞と研究』(東京堂出版) 1975
『現代詩物語 激動の時代を貫く抒情の系譜』(吉田熈生共編、有斐閣ブックス) 1978
『近代詩物語 明治・大正の詩的遺産を展望する』(吉田熈生共編、有斐閣ブックス) 1978
『近代の文章』(鈴木醇爾共編、筑摩書房) 1988
『宮沢賢治入門』(栗原敦共編、筑摩書房) 1992
『近代文学論の現在』(蒼丘書林) 1998
『伊藤永之介生誕百年 深い愛、静かな怒りのリアリズム』(至文堂、「国文学解釈と鑑賞」別冊) 2003
分銅惇作さんが亡くなってから、15年と296日が経ちました。(5775日)