コリン・ウィルソン 氏Colin Wilson
作家、評論家[イギリス]
2013年 12月5日 死去享年83歳
コリン・ウィルソン(Colin Wilson、 1931年6月26日 - 2013年12月5日)は、イギリスの小説家、評論家。
来歴=
1931年6月26日、イングランドのレスターに生まれる。
父親は靴工場で働く労務者であり、典型的な労働者階級の出であった。
経済的事情から16歳でやむなく学校を去り、さまざまな仕事に就きながら空いた時間に執筆を続ける。
1956年、24歳の時、様々な文学人・文化人について「実存主義的な危機」という観点から論じた評論『アウトサイダー』を発表。
これが大きな反響を呼び、作家としての地位を確立。
これは当時取り組んでいた小説『暗黒のまつり』の執筆を中断して一気に書き上げたものである。
この期間中、ウィルソンは定職に就かず、昼間は大英博物館で執筆、夜は野宿という生活を送っていた(これらの経緯は何作もある彼の自伝において繰り返し述べられている)。
その後はその博覧強記な才能によって、殺人、オカルト、心理学などを独自の思想から論じてきており、自身ではこれを「新実存主義」と呼んでいる。
この他、SF小説や警察小説なども執筆している。
2012年の6月、脳卒中により、会話の能力を喪失した。
翌2013年の12月に死去。
Angry young men(怒れる若者たち) =
『アウトサイダー』出版と同時期にデビューした、社会秩序に反抗的な若手作家たちのことを、ジョン・オズボーンの戯曲『怒りをこめて振り返れ』にちなんで「タイムズ」紙が「怒れる若者たち」と呼 ……
コリン・ウィルソンさんが亡くなってから、11年と2日が経ちました。(4020日)