アブラハム・マズローAbraham Harold Maslow
心理学者[アメリカ]
1970年 6月8日 死去心臓発作享年63歳
アブラハム・ハロルド・マズロー(Abraham Harold Maslow, 1908年4月1日 - 1970年6月8日)は、アメリカ合衆国の心理学者。
ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区に生まれる。
彼は人間性心理学の最も重要な生みの親と言われている。
これは精神病理の理解を目的とする精神分析と、人間と動物を区別しない行動主義心理学の間の、いわゆる「第三の勢力」として、心の健康についての心理学を目指すもので、人間の自己実現を研究するものである。
彼は特に人間の欲求の階層(マズローの欲求のピラミッド)を主張した事でよく知られている。
マズローは人間についての学問に新しい方向付けを与えようとしたが、彼の著作はそれ以上に内容豊かなものになっている。
著書、雑誌論文は100編以上におよび、アカデミックな心理学のみならず、教育や経営学のような隣接領域にまで彼の思索は及んでいる。
生涯=
マズローは、20世紀初めにポグロムをのがれてアメリカに移住したユダヤ系ロシア人移民(貧困家庭)の長男(下に六人の弟・妹)として、ニューヨーク・ブルックリンに生まれた。
高校卒業後ニューヨーク市立大学シティカレッジに入学。
同大で2年間法律学を学ぶ。
ウィスコンシン大学に転校し、心理学をまなび、1930年卒業。
同大学で1931年心理学の修士号を取得。
1934年に心理学博士号を取得した。
1937年、彼はニューヨーク市立大学ブルックリン校から教授として招聘を受け、着任 ……
アブラハム・マズローが亡くなってから、54年と166日が経過しました。(19890日)