塚本学 氏(つかもとまなぶ)
歴史学者[日本]
(国立歴史民俗博物館名誉教授・日本近世史)
2013年 4月12日 死去心不全享年87歳
塚本 学(つかもと まなぶ、1927年1月14日 - 2013年4月12日)は、日本の歴史学者。
専門は日本近世史、地方史。
国立歴史民俗博物館名誉教授。
福岡市出身。
経歴=
福岡市で熊沢尚文の次男に生まれる。
父方縁家の塚本家と「熊沢の次男は塚本家の養嗣子に」という出生前からの約束で、旧幕臣塚本明毅の三男・塚本明籌(あきかず)(他の男子が早世したので明毅の後を継いでいた)の養子となる。
塚本の最後となった著書は戸籍上の祖父の評伝である。
福岡県立尋常中学修猷館から旧制福岡高等学校を経て、1950年東京大学文学部国史学科卒業。
「明治用水史誌の編纂主任として地方史研究を開始し」、愛知県公立高校教諭を経て、1970年より信州大学人文学部助教授、教授をつとめ、1981年8月から国立歴史民俗博物館民俗研究部教授を併任、1983年より国立歴史民俗博物館 歴史研究部教授、1992年定年退官、名誉教授の称号を受ける。
2013年4月12日、心不全のため死去。
86歳没。
著書=
『地方文人』教育社歴史新書、1977年
『生類をめぐる政治:元禄のフォークロア』平凡社選書、1983年/新版・平凡社ライブラリー 1993年/講談社学術文庫 2013年
『近世再考 地方の視点から』日本エディタースクール出版部、1986年
『江戸のあかり:ナタネ油の旅と都市の夜』岩波書店〈歴史を旅する絵本〉一ノ関圭絵、1990年
『都市と田舎 日本文化外史』平凡社選書、1991年
『小さな歴史と大きな歴史』吉川弘文館、1993年 ……
塚本学さんが亡くなってから、11年と223日が経ちました。(4241日)