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佐江衆一 氏(さえしゅういち)

作家[日本]

2020年 10月29日 死去肺腺がん享年87歳

佐江 衆一(さえ しゅういち、1934年1月19日 - 2020年10月29日)は、日本の小説家。
来歴・人物= 本名は柿沼 利招(かきぬま・としあき)。
東京府東京市浅草区栄久町(現:東京都台東区蔵前4丁目)の「柿沼質店」の次男として出生。
2日前に4歳の兄が急性肺炎で急死していた。
母の乳が出ず乳母の乳を飲み、兄の生まれ代わりとして大事に育てられ病弱。
質店には浅草六区の芸人・歌手・踊り子・劇場の客引き・アドバルーン揚げや両国の相撲取りや下町の苦学生等の庶民の客が来て、それらの話を盗み聞きしてマセた子として育つ。
1940年精華小学校入学。
1944年9月宮城県白石町(現・白石市)へ学童集団疎開。
家は1945年の東京大空襲で焼失。
敗戦を栃木県の母の実家で迎え、1946年穂積村小学校卒業。
県立栃木中学校入学。
翌年、茨城県古河市に転居。
1952年栃木県立栃木高等学校卒業。
東京・日本橋の丸善に入社。
1953年、中央労働学院文芸科に入学、中野重治、徳永直、佐多稲子等に学び文芸専攻科卒業。
東宝ニューフェイスに応募するも書類選考で落ち、NHKラジオドラマ全国コンクール第1位に入選して全国放送。
1960年夏、結婚、神奈川県藤沢市に住む。
その年、文学界新人賞に応募した小説が最終選考に残るも受賞作ナシ。
北杜夫・佐藤愛子等の同人雑誌「文藝首都」から推薦された幻想的な短編小説「背」が佐藤春夫に絶賛されて第7回新潮同人雑誌賞を受賞。
翌年「繭」 ……

佐江衆一さんが亡くなってから、4年と23日が経ちました。(1484日)

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