ジャック・ド・ヴォーカンソンJacques de Vaucanson
発明家[フランス]
1782年 11月21日 死去享年74歳
ジャック・ド・ヴォーカンソン(Jacques de Vaucanson, 1709年2月24日 - 1782年11月21日)は、フランスの発明家。
オートマタの製作と自動織機の製作で知られている。
前半生=
1709年、フランスのグルノーブルでジャック・ヴォーカンソン(Jacques Vaucanson、"de" は後に科学アカデミーによって付与されたもの)として生まれた。
手袋職人の10番目の子であり、生活は貧しく、ヴォーカンソン本人は時計職人になることを希望していたという。
イエズス会士の下で勉強し、後にリヨンのミニモ修道会に参加した。
そのまま聖職者になるつもりだったが、外科医 Le Cat と出会い、解剖学の詳細を教えられたことで機械装置への興味が再燃した。
この新たな知識は、血液循環、呼吸、消化といった生命体の機能を真似た機械装置を開発する下地となった。
オートマタの開発=
18歳のとき、ヴォーカンソンは貴族からリヨンに自身の工房を与えられ、機械の組み立てを許された。
同年(1727年)、レ・ミニームを治める行政官の訪問を受けている。
ヴォーカンソンは人間を模した機械の製作を決めた。
そのオートマタは晩餐の給仕をし、食卓を掃除するというものだった。
しかし、行政側はヴォーカンソンのやっていることを「冒涜的だ」と断じ、彼の工房の破壊を命じた。
1737年、ヴォーカンソンは「笛吹き人形」を作った。
等身大の人形であり、笛と太鼓を演奏でき、12曲のレパートリーがあったという。
その指 ……
ジャック・ド・ヴォーカンソンが亡くなってから、241年と353日が経過しました。(88378日)