大野靖子 氏(おおのやすこ)
脚本家[日本]
(「国盗り物語」「居酒屋兆治」)
2011年 1月6日 死去卵巣がん享年84歳
大野 靖子(おおの やすこ、1928年1月30日 - 2011年1月6日)は、日本の脚本家。
人物=
東京市麻布区出身。
本名は大野靖(オオノヤス) 。
1945年、東京都立第三高等女学校卒業。
さまざまな職を転々としながら、演劇活動に熱中。
三好十郎に師事。
児童劇団の脚本が青江舜二郎に評価されたのが縁で、子ども番組「お父さんの職場」の構成に携わる。
以降、1962年からフジテレビ、NHK、テレビ朝日など各局でテレビドラマの脚本を手がけた。
時代劇から現代劇まで幅広く手掛け、向田邦子、橋田壽賀子らと共に女流脚本家の地位を確立した。
特にフジテレビでは、五社英雄ディレクターと組んで「三匹の侍」「眠狂四郎」などの時代劇や、岡田太郎ディレクターと組んでメロドラマ、森川時久ディレクターとは社会派の「若者たち」と、多様なジャンルで活躍。
骨太でダイナミックな群像劇、シャープで乾いた叙事的作風で歴史物や社会派物に強みを発揮、NHK大河ドラマを始め、数々の作品を手掛けた。
「霧の旗」「火の記憶」「天城越え」「波の塔」など数多くの松本清張作品を手がけた。
中国とのかかわりも深く、モンゴル初ロケでジンギスカンが主人公の「蒼き狼」(名古屋-テレビ朝日系)、日中合作映画「未完の対局」、初の日中合作テレビ「その人の名を知らず」(NHK)、「流れてやまず」(NHK)などがある。
舞台では「鹿鳴館物語」「とおりゃんせ」「天の鍵(日・中・韓合作)」などがある ……
大野靖子さんが亡くなってから、13年と320日が経ちました。(5068日)