前田惠學 氏(まえだえがく)
僧侶、仏教学者[日本]
(愛知学院大名誉教授)
2010年 10月31日 死去膵臓がん享年85歳
前田 惠學(まえだ えがく、1926年11月29日 - 2010年10月31日)は、日本の僧侶、仏教学者。
文化功労者。
真宗大谷派速念寺第15代住職。
経歴=
出生から修学期
1926年、愛知県名古屋市で前田家の長男として生まれた。
東京大学文学部哲学科で学び、1951年に卒業。
同大学大学院文学研究科に進み、辻直四郎、宮本正尊、中村元、水野弘元などに師事してインド哲学および仏教学を学んだ。
1954年、東京大学大学院研究奨学生を修了。
仏教学研究者として
1956年、東京大学文学部助手に採用された。
1962年、学位論文『原始仏教聖典成立史的研究』を東京大学に提出して文学博士の学位を取得。
この年の学位取得者は、旧学位制度下での最後の文学博士号取得者であった。
この学位論文の優れた研究成果が認められ、39歳で日本学士院恩賜賞を受賞。
1964年、東海学園女子短期大学教授となった。
1969年からは名城大学法学部教授、1972年からは愛知学院大学文学部教授。
学界ではパーリ学仏教文化学会を組織し、初代会長をつとめた。
また、1991年より日本学術会議会員。
2002年、愛知学院大学を退任し、名誉教授となった。
なお、在任中には下記の大学で客員や非常勤講師として教鞭をとった。
2010年10月31日、膵臓癌のために遷化。
83歳没。
委員・役員ほか=
文部科学省学術審議会専門委員(1989年~)
愛知県衛生対策審議会専門委員(1993年~)
日本学術会議 第15期哲学研究連絡委員会幹事(1994 ……
前田惠學さんが亡くなってから、14年と153日が経ちました。(5267日)