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浅倉久志 氏(あさくらひさし)

翻訳家[日本]

2010年 2月14日 死去心不全享年81歳

浅倉 久志(あさくら ひさし、本名:大谷善次、1930年3月29日 - 2010年2月14日)は、日本の翻訳家。
SF作品の翻訳で著名であり、特にカート・ヴォネガット、フィリップ・K・ディック、ウィリアム・ギブスンの作品を多く翻訳している。
また、同業者の伊藤典夫と共に、R・A・ラファティ、コードウェイナー・スミス、ジェイムズ・ティプトリー・Jr.といった異色の実力派作家を日本に紹介した。
日本の代表的な海外SF翻訳家の一人である。
なお、エッセイ集によると日本から外に出たことはないという。
日本SF作家クラブ会員。
経歴= 大阪府大阪市出身。
1947年、大阪外事専門学校(1949年に大阪外国語大学に改称、現大阪大学外国語学部)に入学、英米科を1950年に卒業。
浜松市の織物会社に就職し、1959年に結婚。
1960年に当時高校生だった伊藤典夫と知りあう。
大学進学で上京した伊藤の紹介により、1962年フレデリック・ポール「蟻か人か」の翻訳でデビュー。
また「東海SFの会」で活動していた岡部宏之を勧誘してSF翻訳家に。
1966年に退職し、以後翻訳を専業にした。
雑誌の同じ号に掲載される複数の作品を、同一の訳者が翻訳しているのは良くない(名義を変えたほうが執筆者が多くにぎやかに見える)という1960~70年代当時の考え方や、競合出版社では名義を変えたほうがいいという事情もあり、深谷節、沢ゆり子、牟礼一郎、大谷圭二といった多くの別名がある。
それらの名称のうち ……

浅倉久志さんが亡くなってから、14年と280日が経ちました。(5394日)