フランス・ドゥ・ヴァール 氏Frans de Waal
霊長類学者[オランダ]
2024年 3月14日 死去転移性胃がん享年77歳
フランス・ドゥ・ヴァール(Frans de Waal、1948年10月29日 - 2024年3月14日)は、オランダ生まれの心理学者、動物行動学者、動物学者。
人物=
霊長類行動の研究では、世界の第一人者として知られる。
カレル・ファン・シャイクと共に、人の笑いの二起源説で有名なヤン・ファン・ホーフの弟子。
『チンパンジーの政治学』というベストセラーで世界的に知られるようになる。
日本の霊長類学研究の擬人主義に近い立場を取る。
現在エモリー大学で霊長類行動のチャールズ・ハワード・キャンドラー教授職にあり、類人猿と人類の進化について最先端の研究を行っている、リビング・リンクス・センターの所長も務めている。
人間の道徳的な行動や、その基盤をなす「公正さ(fairness)」の概念の起源がゾウやサル・類人猿などの行動に見いだせると主張しており、道徳の起源を説明するのに宗教は必要ないと考えている。
1993年には王立オランダ芸術科学アカデミーに選出され、2004年には米国国立科学アカデミーに選ばれている。
ジョージア州アトランタ在住。
2024年3月14日の夜、転移性胃がんのためアトランタで死去した。
75歳没。
キャリア=
2007年タイム誌の最も影響力のある100人に選ばれた。
参照=
「7歳になると精液を体内に注入される」ニューギニアのサンビア社会の少年が必ず受ける通過儀礼の意味 「男らしさ」を獲得するために、男性同士で性行為を行う | PRESIDENT Online(プレジデントオン ……
フランス・ドゥ・ヴァールさんが亡くなってから、252日が経ちました。