ポール・ヴェキアリ 氏Paul Vecchiali
映画監督[フランス]
2023年 1月17日 死去享年94歳
ポール・ヴェキアリ(Paul Vecchiali、1930年4月28日 - 2023年1月18日)は、フランスのシネアスト(映画監督、脚本家)である。
来歴=
1930年4月28日、コルス=デュ=シュド県、つまりコルシカ島南部の アジャクシオで生まれ、幼少期をヴァール県トゥーロンで過ごす。
家族は、占領下での対ナチ協力(Collaboration)を疑われ、戦後この町を出た。
1953年、パリの理工科学校を卒業し、1950年代は『ラ・ルヴュ・デュ・シネマ』と『カイエ・デュ・シネマ』誌の批評家として過ごした。
1961年、31歳のとき、ドニ・エプスタンと共同で脚本を書き、長編映画『Les Petits Drames』を発表する。
無声映画だったが、憧れの女優ダニエル・ダリューを出演させることに成功した。
数本の習作短編を経て、1965年、35歳のときに、『Les Ruses du diable(悪魔の詭計)』で商業映画デビューを果たした。
1970年代に「ユニテ・トロワ」社と「ディアゴナール」社の2つの製作会社を設立。
とくに後者は、ヴェキアリの作品を安定的に供給することに貢献した。
また1970年代後半からは、ジャン=クロード・ビエット、ジャン=クロード・ギゲ、マリー=クロード・トレユ、ノエル・シムソロ、クローディーヌ・ボリといった映画監督をつぎつぎとデビューさせた。
彼らはだれもが、ヴェキアリ作品で共同脚本家や、助監督、製作主任などを数本経験し、だれもがかならずヴェキアリの作品に出演した。
そして、彼らをも含めた「ヴェキア ……
ポール・ヴェキアリさんが亡くなってから、1年と309日が経ちました。(674日)