カナマット・クセエビッチ・ボタシェフ 氏Kanamat Khuseevich Botashev
元空軍少将[ロシア]
2022年 5月22日 死去撃墜享年64歳
2022年5月22日、ウクライナ軍空挺部隊は、ルハンシク州で飛行中だったロシアの戦闘機Su-25を撃墜し、パイロットは戦死した。Su-25を操縦していたのは、退役ロシア空軍少将のカナマト・クセエヴィッチ・ボタシェフであった。ボタシェフは1959年5月20日、ソ連のカラチャイ・チェルケス自治州の生まれで、空軍に入隊し少将の地位まで昇り詰めていたが、2012年、ベソヴェツ空軍基地の司令官を務めていた時に、勝手に戦闘機に搭乗し曲芸飛行を行おうとし、機体がコントロールを失い大破、本人は脱出し無事であったが、その事故の責任を問われ、禁固4年と500万ルーブルの罰金の判決を受けた。2013年には空軍を正式に除隊処分となる。それにもかかわらず今回、ボタシェフがロシア空軍機に搭乗していたのは、悪名高きロシアの民間軍事会社ワグネルに入隊して戦争に参加していたからだと目されている。
カナマット・クセエビッチ・ボタシェフさんが亡くなってから、2年と198日が経ちました。(929日)