田村さと子 氏(たむらさとこ)
ラテンアメリカ文学者[日本]
2020年 1月19日 死去乳がん享年74歳
田村 さと子(たむら さとこ、1947年3月26日 - 2020年1月19日)は、日本のラテンアメリカ文学研究者、詩人、元帝京大学教授。
生涯=
和歌山県新宮市生まれ。
本姓・川村。
夫は新潟県副知事・立教大学教授を務めた自治省官僚の川村仁弘。
小学校から和歌山県立新宮高等学校まで、中上健次と同級だった。
1978年お茶の水女子大学家政学部卒業。
メキシコ国立自治大学でラテンアメリカ文学を、スペイン国立マドリード大学で詩論を学ぶ。
1989年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程中退。
1991年、「ガブリエラ・ミストラルの「死のソネット」研究」(川村さと子)で同大学術博士。
1992年帝京大学助教授、のち教授。
1979年現代詩女流賞。
1995年センテナリオ・アスール・ルペン・ダリーオ賞(チリ)。
1996年、地球賞。
2002年、クルテア・デ・アルジェシュ国際詩大賞。
2004年リカルド・ラゴス・チリ大統領賞、パブロ・ネルーダ賞。
チリの詩人ガブリエラ・ミストラル研究によりスペイン王立アカデミーチリ支部・チリ言語アカデミー外国人会員に東洋人として初めて選出される。
2020年1月19日、乳癌のため死去。
72歳没。
著書=
『南へ わたしが出会ったラテンアメリカの詩人たち』六興出版 1986
『謎ときミストラル ガブリエラ・ミストラルの「死のソネット」研究』小沢書店 1994
『サラマンドラ』思潮社 2004
『アニモ!』白水社 2007、再版2008。
スペイン語テキスト
『百年 ……
田村さと子さんが亡くなってから、4年と307日が経ちました。(1768日)