マイケル・D・コウ 氏Michael Douglas Coe
考古学者、人類学者[アメリカ]
2019年 9月25日 死去享年91歳
マイケル・ダグラス・コウ(Michael Douglas Coe、1929年5月14日 - 2019年9月25日)は、アメリカ合衆国の考古学者、人類学者、碑文研究者。
マヤ文明やオルメカ文明の研究で知られ、『古代マヤ文明』『マヤ文字解読』などの著書がある。
兄のウィリアム・ロバートソン・コウ2世(1926-2009)も考古学者・古代マヤ研究者で、ペンシルベニア大学考古学・人類学博物館員であり、ティカルの大規模発掘で知られる。
略歴=
コウはニューヨークで生まれた。
祖父のウィリアム・ロバートソン・コウ(1869-1955)はイギリス生まれで、保険会社ジョンソン・アンド・ヒギンズ社長であり、アメリカ西部に広大な土地を所有し、西部に関するコレクションをイェール大学に寄贈した。
幼いころは祖父がバッファロー・ビルから購入したワイオミング州コーディで夏をよく過ごした。
十代のときに兄とともにユカタン半島・ベリーズ(当時はイギリス領ホンジュラス)を旅行し、1949年に兄とともに論文を発表している。
1950年にハーバード・カレッジを卒業し、朝鮮戦争中は台湾でCIAの工作活動に従事した。
1955年にロシア出身の生物学者テオドシウス・ドブジャンスキーの娘のソフィー(ソフィー・D・コウ)と結婚した。
1959年にハーバード大学の博士の学位を取得した。
1年間テネシー大学の助教をつとめた後、1960年にイェール大学に移り、1963年から1994年まで同大学のピーボディ自然史博物館のキュレーターの任にあった。
マイケル・D・コウさんが亡くなってから、5年と58日が経ちました。(1884日)