江夏弘 氏(えなつひろし)
立命館大学名誉教授・素粒子論[日本]
2019年 8月4日 死去病気享年97歳
江夏 弘(えなつ ひろし、1922年(大正11年)9月12日 - 2019年(令和元年)8月4日)は、日本の理論物理学者。
立命館大学名誉教授。
学位は理学博士。
専門は素粒子論。
場の量子論において、相対論的ハミルトン形式に貢献した。
学術研究=
江夏は、場の量子論の相対論的なハミルトン形式における交換関係
[
ψ
(
x
,
τ
)
,
ψ
∗
(
x
′
,
τ
)
]
=
δ
(
x
−
x
′
)
{\displaystyle [\psi (x,\tau ),\psi ^{*}(x',\tau )]=\delta (x-x')}
が
ϵ
(
x
−
x
′
)
ϵ
(
τ
−
τ
′
)
=
1
,
{\displaystyle \epsilon (x-x')\epsilon (\tau -\tau ')=1,}
の下で、場の量子論の従来の非相対論的なそれと等価であることを発見した。
ここで、
[
ψ
,
ϕ
]
=
ψ
ϕ
−
ϕ
ψ
{\displaystyle [\psi ,\phi ]=\psi \phi -\phi \psi }
は交換子、
x
{\displaystyle x}
は時空座標、
……
江夏弘さんが亡くなってから、5年と110日が経ちました。(1936日)