ビアトリクス・ポターHellen Beatrix Potter
絵本作家[イギリス]
(ピーターラビットの生みの親)
1943年 12月22日 死去享年78歳
ヘレン・ビアトリクス・ポター(英: Helen Beatrix Potter [ˈbiːətrɪks ˈpɒtə] 、1866年7月28日 - 1943年12月22日)は、ピーターラビットの生みの親として知られるイギリスの絵本作家。
ヴィクトリア時代の上位中産階級に生まれ、遊び相手も少ない孤独な環境で育つ。
教育は家庭で行われ生涯学校に通うことはなかった。
幼いころから絵を描くことを好み、多くのスケッチを残している。
さまざまな動物をペットとして飼育し、キノコにも興味を持ち学会に論文を提出したこともあった。
絵本作家としての原点は、1902年に出版された『ピーターラビットのおはなし』で、これは元家庭教師の子どもに描いて送った手紙が元になっている。
39歳で婚約するが、わずか1か月後に婚約相手が死去する。
その後、たびたび絵本にも登場する湖水地方において念願の農場を手に入れ、47歳で結婚した。
結婚後は創作活動も少なくなり農場経営と自然保護に努めた。
死後、遺灰はヒル・トップに散骨されている。
創作活動の期間は十数年と長いものではなかったが、ピーターラビットの絵本シリーズは児童文学の古典として、世界各国で親しまれている。
持ち前の観察力により生き生きとした動物を描き、秀れた絵と文で構成された作品の裏側にはポターの束縛と抑圧からの解放、自由への憧れが込められていると見るものもいる。
自身のプライバシーを守ることに厳しく、散骨場所は夫にさえ教えなかったため不明 ……
ビアトリクス・ポターが亡くなってから、80年と335日が経過しました。(29555日)