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延原謙(のぶはらけん)

翻訳家[日本]

(別名義・小日向逸蝶)

1977年 6月21日 死去享年86歳

延原 謙(のぶはら けん、本名読み:ゆずる、1892年9月1日 - 1977年6月21日)は、日本の編集者、翻訳家。
シャーロック・ホームズなど探偵小説の翻訳で知られる。
別名に小日向 逸蝶。
妻は劇作家・フランス文学者岸田國士の妹の勝伸枝。
生涯= 生い立ち= 1892年9月1日、京都で生まれた。
父は竹内(旧姓馬場)種太郎、母は竹内文で、謙は二男である。
父の種太郎は謙出生の翌年に死去し、母と兄とともに暮らすことになった。
この際、戸籍上では母方の祖母の妹の養子となり、姓は延原となった。
母の文は学校教師をしながら下宿屋を営み生計を立てた。
1894年、母と兄とともに、母の実家である岡山県津山に引っ越した。
1899年、文は津山に女学校を建て英語などを教えつつ2人の息子を育てた。
謙は津山中学校に通っていたが、1903年に津山高等女学校が開校すると文は自分の女学校を閉校し、一家は東京へ引っ越した。
謙は東京で早稲田中学に入学し、1911年に早稲田大学高等予科に入学、1912年に同校を卒業し早稲田大学理工学部に進学した。
大学では電気工学を学び、大学卒業後、大阪市電鉄部に就職した。
その後、日立製作所など、職を転々とし、1921年には逓信省の電気試験所に就職した。
海野十三は早稲田大学及び電気試験所時代の後輩にあたる。
後に延原は、海野が書いた小説を当時新青年編集長だった横溝正史に紹介し、それによって海野はデビューを果たしている。
……

延原謙が亡くなってから、47年と153日が経過しました。(17320日)

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