田中謙助(たなかけんすけ)
薩摩藩士[日本]
1862年 5月22日 死去自刃享年35歳
田中 謙助(たなか けんすけ)は、幕末の薩摩藩士。
父は池田氏。
諱は盛明。
略伝=
鹿児島城下で誕生。
田中氏の養子に入っている。
幼時より学問を好み、また古示現流剣術や砲術を修めた。
藩政では造士館訓導や江戸藩邸中小姓を務めている。
江戸で伊地知貞馨とともに水戸藩士らと盛んに連絡を取り、また幕府の外交姿勢を批判。
文久2年(1862年)大坂藩邸詰の永山佐一郎配下の伍長となる。
しかし間もなく有馬新七らと九条尚忠・酒井忠義らの襲撃を謀って大坂を脱走し、上洛して京都寺田屋に入った。
しかし島津久光の派遣した鎮撫使と激論となり、最後に謙助が「もう論ずることはない」と断じたために、鎮撫使の道島五郎兵衛に「上意」と眉間を斬られて昏倒した。
これが寺田屋騒動の発端である。
その後蘇生するが、翌日に伏見の藩邸で自害を命じられた。
明治24年(1891年)、従四位を追贈された。
登場作品=
テレビドラマ
『翔ぶが如く』(1990年、NHK大河ドラマ 演:新みのる)
『西郷どん』(2018年、NHK大河ドラマ 演:堤匡孝)
田中謙助が亡くなってから、162年と182日が経過しました。(59353日)