エドワード1世Edward I
イングランド国王[イギリス]
(ユリウス暦) 1307年 7月7日 死去享年69歳
エドワード1世(英: Edward I, 1239年6月17日 - 1307年7月7日)は、プランタジネット朝のイングランド王(在位1272年11月17日 - 1307年7月7日)。
ヘンリー3世の長男であり、1272年に父王の崩御で即位し、以降1307年の崩御までイングランド王として君臨した。
内政面では法整備を進めたことや1295年に代議制議会の要素が強い模範議会を招集したことなどが特筆される。
外交では近隣諸国との戦争に明け暮れ、ウェールズやスコットランドに侵攻して併合したり、アキテーヌを巡ってフランスと戦争するなどした。
しかしスコットランド支配は激しい抵抗運動を招いて最終的には破綻し、フランスとの戦争はやがて百年戦争へと繋がっていく。
渾名は "Longshanks"(ロングシャンクス、「長い足」「長脛王」、身長が190cmあったため)および"Hammer of the Scots"(ハンマー・オブ・ザ・スコッツ、「スコットランド人への鉄槌」)。
概要=
1239年にイングランド王ヘンリー3世の長男としてロンドンで生まれた。
1254年にはフランスに対するけん制として、カスティーリャ王・レオン王フェルナンド3世の娘エリナーと結婚した(→生い立ち)。
1258年にオックスフォード議会で可決された王権を制約するオックスフォード条項をめぐってヘンリー3世やエドワードら王権側と第6代レスター伯シモン・ド・モンフォールら改革派諸侯の対立が深まり、1264年に両者は第2次バロン戦争で衝突した。
ルイスの戦いに敗れて一時父王とと ……