板倉宏 氏(いたくらひろし)
刑法学者、弁護士[日本]
2017年 4月28日 死去肺炎享年84歳
板倉 宏(いたくら ひろし、1934年(昭和9年)1月15日 - 2017年(平成29年)4月28日)は、日本の法学者・弁護士。
専門は刑法。
学位は、法学博士(東京大学)。
日本大学名誉教授。
長男の板倉宏昭は、経営学者で東京都公立大学法人東京都立産業技術大学院大学教授。
来歴=
神奈川県立湘南高等学校(同級生に佐々木信也・西村正雄がいる)を経て東京大学法学部卒業。
同大学院社会科学研究科博士課程(民刑事法学専攻)修了。
司法試験第2次試験合格。
団藤重光に師事し、1961年(昭和36年)3月、東京大学から『租税刑法の基本問題』により博士号取得。
1970年に日本大学法学部教授に就任、これ以後は法学部法学研究所所長・司法研究所所長・法科大学院教授等を歴任して2009年に日本大学名誉教授。
2013年秋の叙勲で瑞宝中綬章を受章。
また、世間の耳目を集めるような事件が発生した際には、法律家としての立場からテレビや新聞などのマスコミ媒体でコメンテーターとして登場することで知られた人物でもあった。
2017年4月28日、肺炎のため、神奈川県藤沢市内の病院で死去。
83歳没。
没後に正五位を授けられた。
学説=
新新過失論・危惧感説を採る。
現代社会を取り巻く刑事規制に関する研究が多く、特に租税刑法の分野では、行政刑法も原則は刑法であるとする。
また、企業をはじめとした組織体は、組織体として活動しているのであるから、まず、その組織体の活動の適否を ……
板倉宏さんが亡くなってから、7年と163日が経ちました。(2720日)