阿部謹也 氏(あべきんや)
歴史学者・ドイツ中世史[日本]
2006年 9月4日 死去享年72歳
阿部 謹也(あべ きんや、1935年2月19日 - 2006年9月4日)は、日本の西洋史学者。
専門はドイツ中世史。
中世ドイツ・ヨーロッパの民衆史を専門とし、伝説や生活史を検証する分野を開拓した。
一橋大学名誉教授。
上原専禄門下生で、一橋大学学長、国立大学協会会長をつとめた。
経歴=
出生から修学期
1935年、東京都千代田区で生まれた。
1941年に鎌倉第一国民学校(現・鎌倉市立第一小学校)に入学。
1947年に中野区立第五中学校に入学。
在学中の1949年に練馬区立石神井西中学校に転校。
早くに父を亡くし、中学時代にカトリック修道生活を送った。
1950年、東京都立石神井高等学校に入学。
卒業後は、一橋大学経済学部に進学。
修道生活の経験から西洋中世史の研究を志し、一橋大学では上原専禄に師事した。
1958年に卒業し、一橋大学大学院社会学研究科に進んだ。
上原の辞職により、大学院では増田四郎の指導を受けた。
1960年、修士課程を修了。
1963年、博士課程を単位取得退学。
西洋史研究者として
同1963年、日本学術振興会奨励研究員に採用された。
1964年、小樽商科大学講師に就いた。
1966年に助教授昇格。
1969年から1971年まで、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団助成金を得てドイツ連邦共和国(西ドイツ)ボン・ゲッティンゲンに研究留学。
1973年、小樽商科大学教授に昇格。
1976年、東京経済大学教授に転じた。
1979年、一橋大学社会学部教授に就い ……
阿部謹也さんが亡くなってから、18年と204日が経ちました。(6779日)