ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージGiovanni Battista Piranesi
画家、建築家[イタリア]
1778年 11月9日 死去享年59歳
ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ(Giovanni Battista Piranesi, 1720年10月4日 - 1778年11月9日)は、18世紀イタリアの画家、建築家である。
ローマの景観を描いた版画でも知られる。
略歴=
ヴェネツィアで石工職人の息子に生まれた。
母方の叔父から建築と製図を学んだ。
1740年にローマに出て、古代の遺跡に興味を持ち、研究をはじめるとともに、ジュゼッペ・ヴァシ(Giuseppe Vasi: 1710-1782)から版画を学んだ。
ローマ教皇の支援を受けて古代遺跡の研究を進めた。
また版画を学び、ローマの古代遺跡や都市景観を版画に描き、『ローマの古代遺跡』『ローマの景観』などを刊行した。
古代遺跡を描いたピラネージの細密な版画は、新古典主義建築の展開に大きな影響を与えた。
ローマのピラネージの工房は繁栄し、ピラネージが亡くなった後も息子のフランチェスコ・ピラネージ(Francesco Piranesi : 1758/59–1810)らによって継承された。
作品=
Veduta dell'Arco di Tit
ローマの景観
パンテオンのロトンダの内部
Piazza della Rotonda
Tempio di Saturno
日本語文献=
『ピラネージ建築論 対話』(横手義洋訳、岡田哲史校閲、アセテート、2004年)
桐敷真次郎、岡田哲史 『ピラネージと「カンプス・マルティウス」』(本の友社、1993年)
岡田哲史 『ピラネージの世界』(丸善〈建築巡礼32〉、1993年)
マルグリット・ユルスナール 『ピラネージ ……
ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージが亡くなってから、246年と10日が経過しました。(89862日)