田中阿里子 氏(たなかありこ)
作家[日本]
2016年 8月11日 死去享年96歳
田中 阿里子(たなか ありこ、1921年7月29日 - 2016年8月11日)は、日本の作家。
夫は作家の邦光史郎。
娘の久我なつみも作家、エッセイスト。
本名、田中文子。
京都府京都市生まれ。
京都高等女学校卒。
卒業後、日本電池(現ジーエス・ユアサコーポレーション)に勤務。
昭和18年、インドネシア、スラバヤ支社に転勤。
昭和20年、抑留され、ケデリ市で1年間の病院勤務後、難民輸送船にて帰国。
ラジオ放送作家を経て、1960年、難民輸送船での経験を書いた「鱶」で女流新人賞受賞。
1966年『闇の中の対話』で直木賞候補。
歴史小説を中心に執筆した。
著書=
『闇の中の対話 愛とは何か』講談社、1966
『花の流域』三一書房(さんいちぶっくす) 1968
『花の京都 文学紀行』淡交社 1969
『終らない喜劇』講談社 1970
『源氏物語の舞台』駸々堂出版 1971 のち徳間文庫
『カラー京都の花暦』淡交社 1973
『カラー大和の花暦』淡交社 1975
『秋艶記』河出書房新社 1975「藤原定家愁艶」徳間文庫
『猪名の笹原かぜ吹けば 紫式部の娘賢子』講談社 1986 のち徳間文庫
『魂のゆりかご』人文書院 1986(短編集)
『悲歌大伴家持』講談社 1987 のち徳間文庫
『インドネシア大好き ガルーダの島々』徳間文庫 1988
『さらば死神よ』人文書院 1989
『インドネシアへの手紙』徳間文庫 1990
『小野小町春の夜語り』広済堂出版 1992 のち「小野小町恋の夜語り」学陽書房女性文庫
『女房三十六歌仙の抒情』京都新聞社 1993
『ボロブド ……
田中阿里子さんが亡くなってから、8年と102日が経ちました。(3024日)