ウンベルト・エーコ 氏Umberto Eco
作家、哲学者[イタリア]
2016年 2月19日 死去がん享年85歳
ウンベルト・エーコ(Umberto Eco, 1932年1月5日 - 2016年2月19日)は、イタリアの小説家、エッセイスト、文芸評論家、哲学者、記号学者。
イタリア共和国功労勲章受章者。
1980年に発表された画期的歴史小説『薔薇の名前(Il nome della rosa)』の著者として最もよく知られる。
同作品はフィクションの記号論的分析、聖書分析、中世研究、文学理論の要素を盛り込んだ知的ミステリーである。
後に発表した小説作品には、『フーコーの振り子(Il pendolo di Foucault)』、『前日島(L'isola del giorno prima)』などがある。
2010年に上梓した『プラハの墓地(Il cimitero di Praga)』はベストセラーとなった。
エーコは学術書や論文、児童書、エッセイなども著した。
サンマリノ共和国大学コミュニケーション学科創立者、ボローニャ大学大学院人文学研究科長、アカデミア・デイ・リンチェイ会員、オックスフォード大学ケロッグ・カレッジ名誉フェローを務めた。
2016年2月19日、癌のために84歳で死去した。
経歴=
イタリア北部のピエモンテ州アレッサンドリアに生まれる。
父のジュリオは会計士だったが後に政府から3つの戦争へ招聘された。
第二次世界大戦中、ウンベルトと母のジョヴァンナはピエモンテの山腹へ避難した。
サレジオ会の教育を受けたため、作品中やインタビューなどでサレジオ会やその創設者について言及している。
彼のファミリーネームは、ex caelis oblatus (ラテン語で「天からの贈り物」の ……
ウンベルト・エーコさんが亡くなってから、8年と276日が経ちました。(3198日)