永野一男 氏(ながのかずお)
豊田商事会長[日本]
1985年 6月18日 死去刺殺享年34歳
永野 一男(ながの かずお、1952年〈昭和27年〉8月1日 - 1985年〈昭和60年〉6月18日)は、日本の詐欺師。
金のペーパー商法を行った豊田商事の創業者として知られる。
来歴=
岐阜県恵那市に生まれる。
15歳のとき、島根県浜田市国分町の叔父宅に預けられ、現地中学校を卒業。
集団就職で日本電装(現・デンソー)に入社したものの、2年で退職。
その後、転職を繰り返す。
商品取引業者の岡地に入社。
岡地では高い営業成績を上げていたが、顧客の金を勝手に小豆市場につぎ込んで大穴を開けたことが発覚し解雇される。
その後も職業をめまぐるしく変える。
1976年3月30日、大垣競輪場のトイレでスリを働いて逮捕されている。
1978年7月8日、営業目的を貴金属の販売、有価証券の保有利用等と定め、本店を東京都中央区銀座に置き豊田商事を設立。
永野が「豊田」を会社名に入れた理由は、中学校を卒業して最初に就職した先がトヨタグループの自動車部品メーカーである日本電装であったことと、有名なトヨタグループの関連会社だと錯誤させるためであった。
豊田商事の現物まがい商法で数千億円もの金を集めるのに成功し、ランボルギーニ・カウンタックなど高級乗用車を購入。
さらには自家用のクルーザーまで保有するなど派手好みではあったが、一方で「顔を知られると殺される」とマスコミを嫌い、社員ならびに役員にも顔をほとんど見せなかった。
→詳細は「豊田商事事件」を ……
永野一男さんが亡くなってから、39年と156日が経ちました。(14401日)